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主に新宿、目黒、中目黒、恵比寿でパーソナルトレーナーとして活動している河村(@r_k_pt)です。
今日は小麦について解説していきます。
小麦の成分は67〜75%が炭水化物で、6〜15%たんぱく質が含まれています。
小麦の炭水化物について
アミロースが約25%、アミロペクチンが約75%です。
アミロペクチンの内訳は、75%がブドウ糖の分子が枝分かれしながら繋がったアミロペクチンAになります。
アミロペクチンAというでんぷん質は消化スピードが以上に早く、普通のでんぷんより血糖値を急上昇させ、結果インスリンの分泌が急激に増え血糖値が急低下します。
これを繰り返すことによりインスリンの効き目が悪くなり、血液中に増加した糖が脂肪として蓄えられやすくなります。
アミロペクチンAは砂糖よりも血糖値を急激に上げます。
血糖値の急上昇・急下降はメンタルの不安定や集中力にも影響を及ぼします。
また、LDLコレステロールを上昇させ動脈硬化の原因にもなります。
小麦のたんぱく質について
小麦粉中には、たんぱく質が6〜15%含まれています。
そのうち約85%はグリアジンとグルテニンがほぼ同量で含まれています。
グリアジンと食欲
グリアジンを摂取すると、ペプシンと胃酸によって分解され、ポリペプチド化合物になります。
このグリアジン由来のポリペプチド化合物は、小腸から吸収され血液と脳を隔てる血液脳関門を通過することが出来ます。
脳内に侵入したポリペプチド化合物はエクソルフィンとなります。
このエクソルフィンが摂食中枢を猛烈に刺激し、脳は再び小麦を欲してしまうのです。
なんかイメージ湧きますよね!
パンとかパスタを食べると、もっと食べたいって思いませんか?
これはエクソルフィンによって起こってしまう事なのです。
小麦抜きの生活よりも小麦ありの生活の方が、約400kcal分も多く食べてしまうといった研究結果も報告されています。
グルテンと三大疾患について
グルテンと関係の深い三大疾患としてクローン病・リーキーガット・セリアック病が挙げられます。
小腸は絨毛という細かい毛みたいなものがファサファサ生えています。
粘り気のあるべちゃーとしたグルテンは、絨毛にべちゃーとまとわりつき毛を寝かしてしまいます。
これにより小腸の炎症の原因、栄養の吸収の妨げになります。
本来は弾かれるはずであったアレルギー物質が入り込み、アレルギー症状、免疫力の低下につながる恐れがあります。
今は何ともない方でも、遅発性アレルギーとして反応が出てくる可能性もあります。
遺伝子組み換えについて
現在の小麦の品種は遺伝子組み換えされ、品種改良が行われた人工的な小麦が殆どです。
品種改良された小麦は、体に対する様々な悪影響が指摘されています。
農薬について
先進国の中で小麦の大部分を輸入に頼っているのは、日本と韓国だけです。
特にアメリカやオーストラリアの小麦は、強力な殺虫剤が検出されています。
すぐに問題が起きるというわけではありませんが、長年の蓄積が体にどういう影響がでるのか分かりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
是非参考にしていただければと思います。
麺であれば蕎麦、パンよりもご飯・ご飯よりも玄米、パスタも今では米粉・えんどう豆・トウモロコシ・モロヘイヤパスタなども売っています。
米粉パンもモチモチして、とても美味しいです!
小麦を一切やめろと言っているのではなく、是非コントロールした生活を送ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どんな些細な質問でもお気軽にご質問ください!
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