朝食を食べないと太るのか?朝食と肥満の関係

ご訪問ありがとうございます。

パーソナルトレーナーの河村(@r_k_pt)です。

朝食を抜けば1日2食になり摂取カロリーが減るので痩せるのではないかと思うのですが、実際にはそう簡単にいくものではありません。

今日は、朝食と肥満の関係について書いていきます。

体脂肪が増えるのは血糖値が関係している

人間が太るにはカロリーオーバーだけでなく、インシュリンというホルモンが関係しています。

インシュリンの主な仕事は、上がった血糖値を下げることです。

血糖値が急激に上がることによってインシュリンが過剰分泌されます。

インシュリンは血糖値を下げるという働きの他にも、炭水化物から摂取した糖質を肝臓や筋肉の中に運んでくれたり、タンパク質の合成を高めてくれたり様々な働きがあります。

その他にも脂肪の蓄積と言う働きがあります。筋肉や肝臓に糖質がこれ以上入りませんとなった後は余ってしまった糖質を脂肪に変えて蓄えると言う働きをします。

これが糖質を食べ過ぎると太ると言われている理由です。

朝食を抜くと前日の夜からかなり間が空いて昼食をとることになります。間が空いてから食事をとるとインシュリンは過剰分泌され脂肪に蓄えられやすくなってしまいます。

また、朝食を抜くと昼夜のカロリー・量が増えることの方が多いので、結局カロリーオーバーで体脂肪が増えることになります。

食べる習慣がない方は野菜ジュースだけでも良いので、まず朝に何か摂取するという習慣をつけましょう。

1日3食でも栄養が足りていない

日本人は朝昼晩食べていても栄養失調と言われます。今の食事はカロリーばかり高くて栄養素(ビタミンやミネラルなど)が足りないことが多くなっています。

3食食べていると言われる人でも、パスタだけ、野菜は食べない、ファーストフードで済ます、菓子パンだけなど圧倒的に栄養が足りていない方が増えています。

炭水化物や脂質、タンパク質を効率的にエネルギーとして使うためにはビタミンやミネラルが必要です。

そこを取らないで、炭水化物だけなどの食事をするとエネルギーに代わってくれないため太りやすくなってしまうのです。

栄養価の高いものをバランスよく食べれば、効率よくエネルギーに代えてくれるので太りにくくなります。

朝食を抜いて昼夜だけ食べて、仮にカロリー摂取量を抑えて痩せたとしても栄養が取れてない形で痩せていることになります。

長期間続けるほど備蓄していく栄養素が足りてないと言う事になるので免疫が下がり、いずれ体を壊すことになる可能性が高くなります。

朝食を食べないと筋肉が分解される

朝の寝起きは寝ている間に何も食べないので、血糖値はどんどん下がっている状態です。

これがずっと続くと低血糖状態になってしまうので血糖値を上げるコルチゾールと言うホルモンを出して血糖値を正常に戻そうとします。

このコルチゾールは筋肉を分解すると言う働きも持っています。なので朝方にコルチゾールをバンバンに出した状態で朝食を抜いて昼まで仕事をすると筋肉が分解されて代謝が落ちてしまい、結果太ってしまう形になります。

人間にはサーカディアンリズムと言うリズムがあります。これは、人間は25時間の概日リズムになっていて、人間は日の出とともに起き、日の入りとともに寝るという人間には本来はこうした生活リズムがあります。1時間ずれているので、これを24時間に修正してくれるのが朝に日光浴びることと朝食を取ることです。規則正しい生活が日頃の集中力などにも関わっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

日頃食べる習慣がない方は、野菜ジュース、果物だけでも良いので何かを口にする習慣をつけましょう。

何十年食べていない人でも食べ始めると慣れます。2週間~1か月続けてみてください。こんなに元気に会社に行けるのだと感じると思います。

 

最後までお読みいただき有難うございました。

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